引き戸が壊れた

引き戸が壊れて開け閉めがうまくできないという相談は多いです。
引き戸のトラブルの原因となっているのは錠前の消耗や故障、建付や戸車の不具合なども関係してきます。

特に築15年から20年ほど経っている家の引き戸ではこのようなトラブルが起こることが多いです。少しでもおかしいなと思ったら修理や点検をお願いしましょう。

引き戸の正面中央部の錠前部分のことを召し合い錠といいます。そして左右両側の引き手ぶぶんのことを戸先錠といいます。この部位の名称を知っておけば鍵屋に相談するときに伝えやすくなります。

引き戸のトラブルの解決方法としましては部品を交換すれば大丈夫です。
しかし、サッシの形式が古いものだと建材部品が廃番になっていたり、メーカー自体が倒産しているなど手に入らないことがあったりします。

ですから、確実なのはサッシメーカーとつながりのある業者を探して相談することです。施工方法や料金も良心的で納得できるものになると思います。

注意するべきなのは何の説明もなく「まるごとリフォームしたほうがいい」と言ってくるような業者です。大抵の引き戸は建付の調整や鍵交換でトラブルが解決できますので惑わされないようにしましょう。

夏の鍵トラブル

夏になると増える鍵のトラブルについて紹介します。

それは一般的な玄関の室内側についているドアガードに関するトラブルです。
このドアガードなんですが、消耗してくるとバネやストッパーが効かなくなってしまいます。
左右に動かしてもカチッカチッという手応えがなくなって、それをそのままにしてしまうとドアが勢い良くしまった時にその勢いでドアガードがロックされてしまうのです。
もし外に出てしまったらドアガードがかかっていて扉を完全にあけることができなくなります。

このようなトラブルは室内に誰かがいればあけることができるのですが、誰も家の中にいない状態で外出してしまうと家に帰ってきた時に入れなくなってしまいます。

そういうときは鍵屋さんを呼んで開けてもらうしか方法はありません。ドアの隙間からなんとか開けようとすると周囲の人に不審者扱いされてしまう可能性もあります。

このようなトラブルはドアクローザーのスイング圧も関係しています。ドアが勢い良く閉まらないように定期的な点検をおすすめします。

夏場にこのようなトラブルが増えるのは家の窓を開けているために扉を開け閉めする際に風の流れが生じて勢い良く閉まってしまうためです。

また、飼い猫や飼い犬がドアガードを操作してしまうといったトラブルもあります。こちらにも注意してください。

こんな鍵トラブル

車の中に鍵を閉じ込めてしまったというお客様は多いです。
助手席に鍵をおきっぱなしにしてドアを閉めてしまったり、エンジンキーに挿しっぱなしにしてついドアを閉めてしまうということがあります。

「車の中の鍵をとってほしい」と依頼されたので今回もそのようなトラブルだと思い、現場に向かいました。
そこでお客様から詳しくお話をきくと、なんと運転席側のドアの内側に鍵を落としてしまったのだとか。
ウインドウとドアの隙間に鍵を差し込んでいたらそのままドアの内部に落としてしまってドアの鍵も開けられないので困って連絡をくれたということでした。鍵はその一本しかもっていないということでした。

とりあえずまずは通常通りドアを会場します。
それから運転席のドアの内張りをとりはずし、水よけを剥がします。するとドアスチールの底にたしかに鍵がありました。無事に鍵をとることができてよかったです。

最近の車というのは車の内張りははめ込み式になっています。
パワーウインドーコントロールボックスを外すときに無理に引き抜くと破損する可能性もあり、外すためには押出部分を正しく捉える必要があります。
同じ車種でも年式によってポイントが異なるのでその点も注意しなくてはなりません。

どちらにしろ車に詳しい人にやってもらうのがいいと思います!

泥棒の証拠

泥棒に入られた証拠が家に残っていることがあります。
家に帰ってきてなにかおかしいな?と思うことがあれば泥棒に入られたかもしれません。
泥棒が残す痕跡には以下の様なものがあります。

「外出するとききちんと鍵をかけておいたのに帰ってきて鍵を開けようとしたら逆に閉まってしまった」
「鍵を差し込もうとしてもなぜか鍵穴に入らない」
「玄関ドアの室内側からドアガードがかかっている」
「玄関扉が変形している」
「ドアノブやレバーハンドルがなくなっている」
「玄関ドアの郵便受けがなくなっている」
「引き戸の玄関の脇に心張り棒がおいてある」
「玄関周辺の植木鉢の位置が変わっている」
「門扉があきっぱなし」
「放し飼いにしていた犬や猫がつながれていたりいなくなったりしている」
「ドアスコープのガラスがはずれている」

などなどです・・・・。このような体験をしたことがある人はすぐに警察に相談しましょう。また、なにかなくなっているものがないか確認してみてください。
このような痕跡があったらものを極力動かさず、すみやかに警察に連絡をしましょう。

巧妙な空き巣は侵入した痕跡を消しておきます。空き巣が入った痕跡が消えていると住人は被害にあったことに気づかず、しばらくそのまま暮らします。そしてある日「あれがない!」ということに気づいてその時はじめて警察に連絡するのです。
その時には犯人の指紋などの痕跡もほとんどなくなっていて検挙が難しくなってしまうのです。